パニック障害の残遺症状

パニック障害にはパニック発作を一度起こしたことから、「予期不安」と呼ばれるパニック発作に対する不安や恐怖を感じるようになります。
パニック発作自体に対する恐怖感から、発作によって病気になるのではないか、気が狂ってしまうのではないか、このまま死んでしまうのではないかなどといった得体の知れない恐怖感が主だっています。
他にも発作によって人前で倒れてしまうのではないか、自分が倒れてしまったら他人に迷惑をかけてしまうのではないか、誰も助けてくれないのではないか、などというように、ひとつの恐怖感から二重にも三重にも不安が広がっていってしまうこともあります。

パニック障害になると、予期不安は必ず引き起こります。
予期不安が常につきまとうため、不安を感じてリラックスできないのです。
何か行動するにも不安が恐怖があるので、行動を起こすことができなくなり行動範囲が狭くなってしまいます。
このような状況が「広場恐怖症」といい、人の多い場所に行くとめまいがしたり息苦しくなったりする症状が生じます。
パニック発作が起こらなくなってこのような症状に変わっていく患者さんがとても多く見られています。
症状はそれほど重いものではありませんが、患者さんによってそれぞれ異なります。
では、パニック障害の残遺症状(予期不安・広場恐怖症の際に起きる症状)について見ていきます。

【パニック障害の残遺症状】

・頭痛がする
・頭が重くなる
・頭に血がのぼる感じがする
・血圧が上がって頭がはっている感じがする
・頭に何かが乗っている感じがする
・体がふわふわする
・動悸がする(比較的軽い)
・不整脈のように脈が乱れている感じがする
・息苦しさがある(比較的軽い)
・体が脈打つ
・肩こり
・首が痛む
・鳥肌が立つ
・手が冷たくなる
・胸がちくちくと痛くなる
・喉が詰まる感じがする
・感情が湧かなくなる
・気が遠くなりそうに感じる
・不意に現実感がなくなる
・自分だけが別の空間にいるような感じ
・そわそわする、胸騒ぎがする
・神経がピリピリとする
・普通のスピード感でも怖く感じる

パニック障害の患者さんには、このような残遺症状を感じている人が多く見られています。
残遺症状(初期症状)を消失させるためには、パニック障害と同じく薬物療法で治療を行います。