うつ病とパニック障害の関係

パニック障害とうつ病は、合併症状として見られることがとても多い病気です。
強い関係性があるので、パニック障害とうつ病のどちらの症状があることは決して珍しいことではありません。

双方の病気の関係性は、パニック障害の患者さんが抑うつ状態になり、うつ病になることがまず第一にあります。
パニック発作、予期不安、広場恐怖症などが原因として引き起こる抑うつの症状が主に見られています。
不安うつ病とも呼ばれ、パニック障害によるものとしてパニック性のうつ病として考えられています。
患者さんによってうつ病の症状はそれぞれ程度が異なりますが、パニック障害を伴ううつ病の場合には、特に多く見られる症状があります。

まず不安うつ病は抑うつ状態や消化器系に及ぶ身体的な症状が強く見られ、仕事における障害が多く見られています。
仕事がはかどらない、上手くできないなどの自分の不甲斐なさ、大事な仕事を失敗してしまうのではないか、などといった不安感からくる絶望感が強いのです。
しかし、うつ病のみの症状の患者さんに比べると自殺願望などは少なく、パニック障害を伴ううつ病はまた異なる症状であることが考えられています。

また、薬物療法における面でも深く関係しているのが、パニック障害とうつ病です。
うつ病の治療の際に使用する抗うつ薬は、パニック障害の治療でも使われているのです。
抗うつ薬SSRIなどが例としてあげられますが、うつ病とパニック障害、双方の病気に高い効果を発揮しています。

その他におけるパニック障害とうつ病の関係性では、パニック障害は遺伝が関係しています。
パニック障害は遺伝することがありますが、そのパニック障害の家系でうつ病の症状が見られることも、双方の病気の関係性として多く考えられています。