パニック障害が、喫煙によって実に十倍以上も起こりやすくなる統計が

喫煙……その効用を知る人も、こう禁煙が徹底されると公に語ることがなくなりました。タバコのニコチンを摂取すると、血管が収縮して、複雑な仕事を一気にこなそうとするときには落ち着くのです。落ち着くはずが、何とパニック障害の大きな原因になっているとのこと。愛煙家にはまたまたいやな話になってしまいました。

 カフェイン中毒などに比べて喫煙は比較的新しい情報なのですが、喫煙に限って、パニック障害とも関連を推測させる仮説は既にいくつか出ています。まず、喫煙はもともと空気抵抗のある紙で巻いた葉を強く吸う行為で、肺に負担をかけるということ。次にタバコのタールによって肺の機能が低下するため、呼吸が浅くなったのと同様な症状を引き起こすこと。そして、微量の一酸化炭素を吸い込むことで脳に悪影響をもたらしているのではないか、などがあげられています。

 禁煙で、実際にパニック障害が軽減した実例も複数あります。ただ、これをお読みになって愛煙家のパニック障害が強化される恐れもあります。なぜなら、吸いながら禁煙への脅迫概念に責めさいなまされ、圧倒的に広がってしまった禁煙スペースでは吸いたいのに吸えない状況が自分を責め、周囲が理不尽であるという思いをつのらせ、ストレスが急激に増えるからです。

 喫煙は自由とはいえ、この症状があるのならやむをえません、禁煙は、是非しましょう。しかし、パニック障害とつなげずに、健康のために禁煙と割り切りましょう。そのうえなら、禁煙治療はニコチンガムやパッチを使うユニークなものですし、楽しんで行えるのではないかと思います。そして禁煙は明るい行為となっていますから、医師とは積極的にコミュニケーションし、周囲にも禁煙をアピールして話題を提供しましょう。