パニック障害は再発する?

質問:パニック障害は再発する?

回答:パニック障害は再発のおそれが高い病気です。
発病から経過してパニック発作が起こらなくなっても、予期不安や広場恐怖症などの残遺症状が残りますし、うつ病を併発してしまう場合も少なくありません。
そのためパニック発作が落ち着いてきていても、突然また発作が起こるおそれは無いとは言えない、と考えられています。

しかし、パニック障害は再発の多い病気ですが、再発を防ぐことはできます。
そのためには薬物療法だけで治そうとしないことが第一です。
薬物療法で抗うつ薬や抗不安薬だけに頼っていては、いつまで経っても病気は改善しませんし、「自分はパニック障害なんだ」ということばかりを考えてしまい、自分から治そうという気持ちが起こりづらくなってしまいます。

パニック障害の再発を防ぐためには薬物療法だけの治療ではなく、認知行動療法も積極的に取り入れて治療を行ってみましょう。
たとえば自分が不安に思うことを完全に克服できるように、ひとつずつ段階を踏んで行動していきます。
これは「段階的行動療法」と言いますが、段階を踏んで克服していくことで、自分ができること・できないことがしっかりと理解ができ、少しずつですがパニック障害克服への道を進んでいけるようになります。

自分が不安に感じることを何かひとつでも完全に克服できれば、他の不安に対しても自信がつき、結果的にパニック障害自体を克服できるように進んでいけます。
認知行動療法を行えば薬の量も減っていきますので、認知行動療法は薬物療法だけの治療を行っている患者さんには絶対におすすめしたい治療法です。