パニック障害についての研究が活発に進行中。将来の見通しについて

パニック障害を大分すると、自力本願の少数派と他力本願の多数派に分かれます。自力本願の人々はパニックそのものを個室にこもり、または沈黙して耐え、過ぎ去るのを待つのです。彼らはしかし、健全で強い精神を凶悪犯罪や大事故で強制的に傷つけられ、これが関連の現象でフラッシュバックするというPTSDとの共通点が多く、時間をかけて自力で原因を取り除いていくものと思われます。

 圧倒的多数派の他力本願の人々は、予後が悪いのです。パニックを起こし、人の援助を受けると、彼らは感謝よりもまず、自信を喪失します。やがて、依存が全ての心の動きに優先するようになります。依存は脅迫観念、義務、そして自分で思考し、判断することはタブーとなっていく。感謝にはお礼をしますが、依存は徹底的に一方通行です。ただし、依存を許してもらうためなら、彼らはどんな不当な行為でも行い、奉仕します。この状態を『依存性人格障害』と呼んでいます。パニック障害は若い頃に罹り、長期間続くためにこの間のかかわりが過度に親密、受容的であったり放任であったりすると深刻な症状になるということです。

 遺伝の研究も進んでいます。この分野はどの病気でも非常に微妙な問題を含んでいますが、一卵性双生児に二割強の確率で同時パニック障害が起こり、第一度近親者=二親等にパニック障害人物がいれば、発症率は一割五分ということです。なお一般人口に対するパニック障害の人物は一分強ですので、この障害は遺伝するといえます。ただし、特定の遺伝子で判別ができません。多因子遺伝、つまり多くの遺伝子が関連しあって発症すると推測されています。

 パニック障害には特定の原因を当てはめられません。しかし、確実にいえることは、不快なストレスや悲しみが次から次へと起こり、既存の症状『神経衰弱』に陥った人は容易にパニック障害へと移行するとのことです。また、物質としては二酸化炭素、カフェインなどがパニック障害の発作を高確率で引き起こすのですが、これは素質のある人々に関してのみとなりますから、根本的な原因と認められません。しかしいずれにせよ、かなり頻繁に研究成果が発表されていますから、より明確な原因と解決法が見えてくるものと思われます。