嘔吐恐怖症はパニック障害?

質問:嘔吐恐怖症はパニック障害?

回答:パニック障害の症状として主に起こるパニック発作では、動悸や不安感などと共に嘔吐恐怖も感じる患者さんがいます。
しかし、嘔吐恐怖症=パニック障害というわけではありません。

そもそもパニック発作が起きること=パニック障害というわけではなく、パニック発作によって日常生活にどれほどの支障を来すか、ということからパニック障害の診断がなされます。
たとえば嘔吐恐怖を感じる際に起きるパニック発作は、日常生活に対して支障はあるでしょうか。
嘔吐に対しての不安のみからくるパニック発作が起こっても、日常生活に支障がない程度の発作の場合には、パニック障害とはまた違った診断になります。
なので、嘔吐恐怖を感じるからといって、パニック障害ということはありません。

また嘔吐恐怖症は、他に不安を感じる症状がなければ単一の恐怖症ですので、大きく見ればパニック障害ではなく不安障害に 分類されるでしょう。
従来はパニック障害も不安障害もどちらも不安神経症と言われていましたが、現在ではそれぞれ症状が異なると考えられていますので、診断方法も症状により変わってきます。
嘔吐恐怖症の治療を行う場合には、不安障害を専門としている医師の診断を受けて下さい。