パニック障害は本人だけでなく、周りの人の協力で克服できます

パニック障害の人は、なりたくてなった訳ではありません。「自分はパニック障害になってしまった」と自覚して認めることがとても大きなハードルになっていますから、精神状態はずっと不安定なままと考えられます。

ここで大切な事は、周りの人達のあり方です。健常者は、時に「常識」とか「強い、弱い」とかの「自分の物差し」で人を見てしまうことが多くありまして、どんな場合でも「自分の立場」から人を崇めたり責めたりしています。そして、どちらかと言うと無意識のうちにこのような気持ちを平気で人に押し付けていることがあります。パニック障害を患った人の周りがこのような気持ちで本人に接すると、たいていの人は立ち直るのに自信をなくしてしまうでしょう。又、今までのそういった周辺の人達の良くない影響が本人をパニック障害へと追い込んだことも少なからず要因として上げられると思います。

例えば、誰かが病気で入院して安静が必要な状況になったとしたら、周りの人はやさしく大事にすると考えられますが、パニック障害は「入院」という形では見えないので、発作が無い時は本人を健常者として見ていることが多いようです。もちろん病人扱いしましょうという事ではありませんが、「元気にふるまってていても、本人は辛さを背負ってる」ということを忘れずに接してあげてほしいと思います。

克服したい、立ち直りたいと願っている人は精一杯なのです。健常者が「あたりまえ」と思うことでも、ほんの少しのつまづきで心は落ちてしまいます。心配するあまりに励ましてあげるという気持ちは良いのですが「苦しんでる本人」の気持ちを察して、態度や言葉などに注意を払っていくようにしてください。