段階的暴露療法

段階的暴露療法は誰かと一緒なのか、ひとりで行うか、家からはどのくらい離れた距離なのかなども考えて、段階を考えていきましょう。
不安や恐怖があっても耐え抜けて達成できる目標を掲げて、ひとつひとつ挑戦してみてください。
時間がかかる治療法ですが、たとえ失敗したとしても目標を段階づけた表を見れば、できることとできないことがはっきりとわかるので「ここからまた始めてみよう」と気持ちが前向きになりやすくなれます。

また内的暴露療法でも、自分が感じる不安や恐怖を少しずつ段階づけて、不安感から体を慣れさせていきます。
身体に起きる症状を克服するための行動療法である内的暴露療法は、「自分が感じているどうしようもない不安や恐怖はコントロールできるもの」ということを理解し、不安や恐怖を克服していきます。
たとえば、パニック発作時の動悸が不安に感じる場合には、心拍数が上がるまで走ってみるとか、過呼吸になったり息苦しくなったりすることに恐怖心を感じる場合には、呼吸が乱れるくらい深呼吸を繰り返すとか、自分が不安や恐怖を感じる状態に慣れていくのです。
そうすると、実際にパニック発作が起きたときには落ち着いて考え、対処することができるようになっていきます。

実行するにはまず、段階的暴露療法と同じように不安や恐怖を感じる状況などに段階をつけて徐々に体を慣らしていきましょう。
この内的暴露療法では不安感や恐怖感に妥協をしないことが大切です。
不安を感じても体に起きた現象をそのまましっかり受け止めること、薬で不安をコントロールさせないこともポイントです。
最初のうちは特に不安を感じやすいですが、内的暴露療法を繰り返していくことでパニック発作の不安感や恐怖感を耐え抜くことができるようになります。