実体験暴露療法(フラッティング)

では、実体験暴露療法(フラッティング)からみていきます。

実体験暴露療法(フラッティング)は、短期・荒療治型の暴露療法で、不安や恐怖を感じる状況・場所に恐怖を感じつつも思い切って飛び込んでいき、それによって不安や恐怖を破っていくことで、予期不安や広場恐怖症を乗り越えていく治療法です。
このように不安や恐怖を感じることに対してあえて正面から向きあうことを「暴露」と言います。
不安に打ち勝てる自信をつけ、実際の行動として実行していくのです。
「暴露」する時間が長いほど、回数を重ねていくほど効果が上がる治療法ですが、あまりに強すぎる恐怖や不安を感じる場合は失敗することもあります。
目標は低いところから挑んでいくと取りかかりやすくて良いでしょう。
またひとりでは無理な場合もあるかと思います。
なので最初のうちは誰かに付き添ってもらって行うのも治療法のひとつです。
その状況や場所に慣れてきたらひとりで挑戦してみましょう。

このような実体験暴露療法が荒療治的な治療なのとはまた別で、段階的暴露療法は認知療法を取り入れてリラックスをしながら不安や恐怖から抜けだし克服していく治療になります。
まずはじめに、小さい目標から今はまだできそうにはない目標まで、具体的な言葉で紙に書き出してみましょう。
たとえばどこかに旅行に行きたいという目標を立てたとします。
その「旅行」をするにはどんな段階を踏んでいけばいいのか、その場合どういう状況で不安や恐怖を感じてしまうのか、細かく順番をつけて表を書いていくのです。
そして不安や恐怖が比較的軽い1段階から徐々に少しずつ実行していきましょう。